機関紙2024年10月号アップしました。

自主連帯多摩川病院労組の2023春闘

病室 支部

今年は早々に2月27日に要求書を提出し、3月24日に回答書を受け、4月7日に団体交渉しました。それを踏まえて、賃金は基本給一律2100円の賃上げ、そして、「物価高騰に関する手当2000円」として妥結しました。物価手当の財源は、政府から病院へ支給されている22年度の補助金で、今後継続するかどうかは未定です。

団交席上で私達の働く栄養科の一部委託を考えている。との発言がありました。組合としては継続討議の課題であると伝えました。

精神科病院は、「滝山病院事件」が起きたように、虐待・閉鎖が続いていることが再び明らかになりました。それを生み出した「高齢・合併症」を抱える人たちの医療体制も整っていない事態、長期入院者が退院できる地域の体制も、依然として整っていません。

病院経営者は「入院者数の減」「空きベッド拡大」による「病院経営危機」を言い、収入増の為に「医療観察法」などの「監視社会」に手を貸す方向に足を踏み出そうとしています。「滝山病院事件」のあとも「滝山病院」は何も変わろうとしていない、「滝山病院」だけではなく、日本の「精神科病院」の現状は、何も変わらない、変えようとしていないのが今の現実です。皆さんと共に力を合わせてこの流れを食い止めたいものです。

田中

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