機関紙2024年12月号アップしました。

全ての職場で23春闘を闘おう!

1/20県共闘23春闘学習会 講師:全国一般全国協 大野副委員長 学習会
1/20県共闘23春闘学習会 講師:全国一般全国協 大野副委員長
誰もが安心して働き・生活できる社会の実現のために!

春闘学習会を受けて、ともに23春闘を闘おう!

年明けとともに、23春闘がスタートしました! 神奈川県共闘では、去る1月20日、Lプラザに18名の仲間が参加し、全国協の大野隆副委員長を講師に春闘学習会を開催しました。

全国一般全国協では、23春闘方針案において、円安‐物価高騰に対する生活防衛として、今春闘で大幅賃上げをかちとることを柱として掲げ、更に今春闘においては、戦争をする国づくりのための軍備増強・改憲阻止、原子力政策の大転換を許さないという課題を確認しています。春闘は労働者の生活、命と権利を守る社会的な闘いであり、職場単位の賃上げだけでなく、働く者の要求を地域・全国の仲間とともに束ね、大きな声にしていく運動でもあります。

大野さんの講演は、以上の春闘方針と合わせて、「23春闘を闘うために」と題したレジュメに沿って、日本という国の力が落ち続け、急速に貧しくなりつつある時代状況の中、労働組合はどのような闘いを展望していくべきなのか、という視点からの問題提起でした。

日本の一人当たりGDPは、90年代初頭には世界第1位で「ジャパンアズナンバーワン」と言われていましたが、それは遠い過去の話。現在では34位と著しく「競争力」が低下し、低賃金に張り付く若者、女性を中心とした非正規労働者の姿が当たり前のものとなっています。大野さんは、職場で低い賃金の人を引き上げるために、最賃闘争の重要性を強調しながら、その一方で、なんでもお金で買えるとする市場至上主義に抗して、人と人とのつながりに基づく労働組合が、見えない貧困を可視化し、おかしいことはおかしいと言える春闘をつくっていこう、と提起されました。

私たち労働組合は、人と人の関係をつくり、新たにつくり変えていく組織です。職場、地域、社会の隠された課題を明らかにし、各企業・事業体を超え、職場と社会を連ねる運動をつくっていきましょう!

2月支部代の神奈川春闘学習会を成功させ、全職場での要求書提出を!

私たちの賃金、労働条件は、経済状況や労働政策、社会保障政策など、社会のあり様に強く影響されており、個別職場の闘いを「春闘」として社会的な闘いにつなげていく必要があります。労働組合としての課題を整理し、組合要求への職場の共感を広げ、分断化されつつある個々の仲間を組織化し、自分たちの労働条件は集団的労使交渉で決めるというルールを定着化させるため、23春闘に全力で取り組みましょう。そのために神奈川学習会で各職場の要求や交渉経緯を共有化して交渉力を高め、一つでも多くの職場での春闘要求書提出を目指していきましょう。

小畑

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