神奈川県共闘学習会
7月20日、横浜市技能文化会館において2023年度の県共闘学習会が「横浜ノースドック米陸軍楊陸艇部隊配備と日米軍事一体化」のテーマで、「すべての基地にNO!をファイト神奈川」の木元茂夫氏を講師に19名の参加で行われた。木元さんから過去のノースドックの実態や運用が時系列でわかりやすく説明があり、特にベトナム戦争の際のノースドックの具体的な役割とそれに対する抗議活動(ノースドック→相模原補給廠への米軍戦車修理搬送、補給廠前の座り込みと飛鳥田横浜市長による抗議、政府との交渉)は、今回の揚陸艇配備の目的、また今後私たち市民に何ができるのかを考えるヒントにもなった。
岸田政権が狙うのは台湾有事を口実にした日米軍事一体化であり、そのためにノースドックを恒久的な軍事基地化して、沖縄県の各米軍基地や横田・横須賀や厚木などの他の基地との武器や人員の運用をスムーズにすることにある。実際に小型揚陸艇の配備だけでなく、海兵隊402人を搭載したより大型揚陸艇の接岸や、国内法に照らしても違法な飛行場でもなく管制塔もないノースドックからオスプレイの離発着が行われている。墜落事故がいつ起こっても不思議ではない。
横浜の中心でまさに既成化している、なし崩し的な軍事基地化に対して、地域の行政や市民を巻き込んだ闘いを共に進めていきましょう。
八木