無実を叫び60年!東京高裁はインク鑑定の実施を!事実調べ・再審開始を!
10月31日、日比谷野外音楽堂において狭山再審を求める市民集会が開催されました。会場には1974年の無期懲役判決という差別不当判決から49年を迎えて「狭山再審開始・石川一雄さんは無罪!」と全国から多くの部落大衆、労働者、市民が結集しました。集会は部落解放同盟・西島委員長の開会挨拶によって始まりました。各政党・国会議員からの挨拶があり、石川一雄さん・石川早智子さんからは、再審闘争勝利に向けた力強い決意表明がありました。続いて狭山弁護団の竹下弁護士から無罪を証明する新証拠・鑑定の詳細な説明があり、東京高裁が11人の鑑定人の証人尋問と事実調べを実施し早期に再審開始するよう強く訴えました。そして、部落解放同盟・片岡副委員長から基調の提案が行われました。連帯アピールでは、10月27日に再審公判が始まった袴田巌さんのお姉さん・袴田ひで子さんから石川さんの再審・無罪を、との訴えがなされました。集会は、「集会アピール」が採択され、最後に部落解放同盟・赤井書記長からの行動提起と閉会の挨拶・団結ガンバローが行われ終えました。
集会後、霞が関周辺へのデモ行進が行われ、東京高裁に対し狭山差別裁判糾弾!再審開始を!との力強いシュプレヒコールが響き渡りました。
河野