機関紙2025年4月号アップしました。

アセック 団交の成果はありつつも、更に企業体質の改善に向けて

アセック ハラスメント

外資系企業である、アセック(株)とは一昨年夏より、団体交渉を行ってきました。発端は、➀前年に職場のパワハラを告発したが、逆に報告しなかった、ということで法律に定められた範囲を超えた減給処分を受けた。➁今年賃金引下げが予告されている、の2点でした。

団交を重ねるなかで、会社は➀に関しては、「告発を懈怠(けたい)した当の理由で戒告処分に変更」としました。組合は「懈怠はしていない。告発弾劾をしている」として、戒告撤回の交渉を継続しています。➁に関しては減給なし、となりました。更に残業代未払いに関し、全社員対象に、過去3年分の遅延損害金を含めた全額支払いを勝ち取ることができました。

パワハラ・セクハラ問題は未解決のままで会社は企業体質の近代化、国際水準クリアを迫られており、就業規則改定案を組合に提示してきました。その内容は、世間一般にありがちな就業規則に過ぎず、パワハラ、セクハラ体質に象徴的な企業体質を改善に向かわせる内容ではありませんでした。組合は提示された就業規則案に対して、全面的に改正する方向で、団体交渉をしています。

春闘に関しては、賃金改定が7月なので少々遅れていますが、昨春闘での未解決課題が継続協議中であり、要求案を現在作成中です。  

佐藤

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