機関紙2024年11月号アップしました。

命と生活を守る秋闘・冬闘を各職場で取り組もう!

workers 秋闘・冬闘

11月も200品目以上の食料品の値上げが続いた。夏にかけて物価の高止まり感があったが、この秋、米の値上げをはじめとした食料品の値上げが相次ぎ、更に、電気・ガス等の値上げが想定され、諸物価の高騰は止まるところを知らない。実質賃金の減少は、夏季一時金の支給月に一時ストップしたが、翌月からまた減少が続いている。

こうした中、全国一般神奈川各支部・職場は、24春闘の取り組みを粘り強く継続している。大手民間企業の賃金改善の恩恵は、中小企業、福祉、教育現場に波及は無く、厳しい春闘となっている。賃上げ減税は、収益を上げている大企業だけに反映され、収益の上がらない中小企業には無縁のものだった。この秋、冬には24春闘の早期決着と、冬季一時金の大幅アップを課題に、職場での取り組みを進めていく必要がある。一時金の支給基準は、当期の損益や前年度の実績等あるが、諸物価の高騰が続き、実質賃金の減少が続いている状況下では、これまでに痛んできた生活環境の回復も必要だ。春闘での賃金改善、夏季一時金が充分でなかった職場は、その回復も含めて要求していく必要がある。また各職場での人員不足、人手不足は深刻な問題となっている。当然一人ひとりの労働者の負荷が重くなっている。労働環境改善、賃金改善は、職場の価値、魅力アップの大きな要因であり、人員不足の改善の大きな要素でもある。同時にそれぞれ各職場の課題を整理して、改善を要求していくことも必要だ。命と生活を守る秋冬闘を取り組もう!24春闘を引き継ぎ、25春闘に繋げる秋冬闘を取り組もう!

沢口

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