無実を叫び61年!東京高裁は事実調べ・再審開始を!
5月23日、狭山事件の再審を求める市民集会が開催されました。日比谷野外音楽堂には全国から多くの部落大衆、労働者、市民が結集しました。集会は、部落解放同盟・西島委員長による「一日も早い再審の開始を勝ち取ろう!」との挨拶にて始まりました。
石川一雄さんからは「私は不当逮捕から61年間闘ってきました、今年で85歳です、早期の再審開始・無罪を勝ち取る為に皆さんの一層のご支援をお願いします」と早期の再審開始への思いと決意が語られました。そして狭山弁護団の竹下事務局長から3者協議等詳細な報告が行われました。
続いて部落解放同盟・片岡副委員長からの基調提案では署名活動、新証拠・新鑑定・証人の事実調べの実現、再審法改正への取り組みを強化することが提案され、そして「今や第3次狭山再審闘争はいよいよ最後の決戦を迎えています、何としても石川さんの無罪を勝ち取ろう!」と力強く訴えられました。
連帯アピールでは袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会・山崎氏より、袴田巌さんのお姉さん・袴田ひで子さんからのメッセージが読み上げられ、前日22日再審公判での検察による死刑の求刑への怒りと、9月26日の判決では必ずや無罪を勝ちるとの決意が語られました。
集会では各政党・国会議員や各界からの挨拶・決意表明が行われ、集会アピールが採択されました。最後に部落解放同盟・赤井書記長からの行動提起と閉会の挨拶・団結ガンバローで集会を終えました。集会後、東京高裁に向けデモ行進が行われ、狭山差別裁判糾弾!再審開始を!と市民へ訴えました。
河野