3月11日東電に申入れ、3月20日さようなら原発全国集会(代々木公園)
ふくしま原発事故から13年。2011年に生まれた子供は13才・中学生になります。この子には原発事故の一切の責任はない。それでもずっと避難生活が強いられています。誰がこの責任を取るのだろう。
原発事故の処理は進んでいません。デブリの回収どころか、回収手立てを試行錯誤しています。そして、汚染水は置き場がないと海外からの反対の声を押し切り、薄めてれば被害はないと昨年から海洋投棄を始めてしまいました。原発事故からの復興に努力する県民・漁民の努力を徒労に替えてしまうと私たちは危惧しています。それでも、政府は原発稼働に向かって邁進し、40年越えの老築原発の再稼働や新規建設に舵を切っています。今年1月1日の能登地震で原発の危険性はどこ吹く風、なおも留まろうとはしていません。
この3月11日、東電本社前に300名が集まり、原発事故の責任を取れ、事故は続いている、として東電に申入れを行いました。また、3月16日には福島で、「2024原発のない福島を!県民大集会」を開催。原発事故から13年の節目の集会を1100人の参加で開催しています。さらに3月20日には、東京・代々木公園で8000名が集まり、途中、冷たい風雨に見舞われながらも、メインステージでは、著名人によるオープニングトークライブに始まり、登壇者からは反原発への想いやメッセージが発信されました。集会後は、渋谷コース・原宿コースに分かれ、デモ行進を行い、祝日の渋谷を歩く若者や家族連れが見守る中、参加者はのぼりやプラカードを手に、「原発再稼働を許さない!」「フクシマを忘れない!」と原発反対を訴えました。
人類とは共存できない原発からの撤退、第2の福島を作ってはならない、その思いを共有し、安全に暮らせる社会のためにも原発のない社会を共に創っていきましょう。
佐藤