精神・知的・身体・内部障がい等を有する方を対象とする福祉サービスは、家族会や有志による「街角の作業所」の時代から、企業算入可能な自由開業の時代となりました。結果、街のあちらこちらでサービスを受け社会参加する姿が見受けられるようになったことも事実です。
(福)らぽおるの樹は20年程前に設立、グループホーム、かつての作業所やデイサービス、ホームヘルパー・相談支援等の小規模事業場が最大時31箇所、職員180名。組合は下記のような課題で取り組んでいます。
- 組合員の不利益待遇、不当な人事異動。
- 未払い賃金。労務人事書類の隠ぺい。
- 月400時間近くにもなる過重労働。
- 就業規則等の不配置、重要な事項の非周知。
- 雇用契約の不履行、契約自体を交わさず就労させる。
- 新型コロナ等の労災隠し。現場の労働安全衛生。
現在、法人は団体交渉に応じない状態ですが、一方で着実に組合員を新規獲得。しかし企業ガバナンスは低下(不正請求で事業停止も)し、経営見通しが悪化、今後は合理化、差別化にも焦点を合わせた闘いになるかもしれません。
八谷