県労委へあっせん申請
組合は昨年10月、誠知クリニック(以下:法人)に賃上げ他の団体交渉を申入れ、以降、交渉を重ねたが、経営権を理由に団交が進まず2月19日、労働委員会に団交促進のあっせんを申請した。
看護師のAさんは、厚労省の「診療報酬改定と賃上げについて」を根拠に、職場労働者32名の署名を集め、法人に対し賃上げを要求した。しかし、法人側はゼロ回答どころか、受け取りを拒否、要求すら無きものとして扱った。Aさんは労働相談を経て組合加入、要求実現に向け取り組みを継続している。
組合要求は「厚労省の制度を使って賃上げを行え」「制度があるうちは、賃上げができるだろう」これに対し法人は「いつ無くなるかわからない制度は使えない」「経営権の問題だ」として、事実上団交がストップしてしまった。
4回の交渉で厚労省の賃上げのための制度利用が焦点となってきたが、法人側は、制度を使わない・使えない理由を組合に示していない、「経営権だ」の一点張りである。労働委員会も利用しながら組合要求を勝ち取っていきたい。皆さん、ご支援・ご注目ください。
特別執行委員 小内